矯正治療

矯正治療で改善できること

審美性の向上

歯並びを整えることで、口元を美しく見せることができます。審美性の向上は自信を高めることにもつながり、お仕事やプライベートにおいて笑顔で過ごす時間が増えていきます。

噛み合わせの改善

噛み合わせをよくすることで、強く噛んでお食事を楽しめます。しっかりした咀しゃくは体内の環境改善にも貢献し、また肩こりや頭痛などをおもちの方にもよい効果が生まれる場合があります。矯正治療はお口の中だけでなく、全身の体調を整えることにもつながります。

むし歯や歯周病の予防

噛み合わせのズレが解消されると、歯間に食べものが挟まりづらくなります。さらに、歯をしっかり磨けるようになるので、むし歯や歯周病の予防効果が期待できます。
また、咀しゃくがしっかりすることで唾液の分泌が促されるようになり、歯の状態を良好に保つことができます。

矯正治療における当院の特徴

矯正治療における当院の特徴

矯正治療の目的というと、歯並びを整えて見た目を良くする審美的な面をあげる方が多いでしょう。当院では、歯並びを整えて噛み合わせを改善する矯正治療は、本来歯科治療の根底にあるべきだと考えています。歯並びが悪いとどうしても磨き残しが起こりやすくなり、むし歯や歯周病になる可能性が高まります。そして、むし歯や歯周病による口内環境の悪化は、全身の健康に悪影響を及ぼすことにもつながってしまうのです。また、噛み合わせが悪いと左右のバランスが崩れ、肩こりや頭痛といった全身症状を引き起こします。良好な口腔環境と全身の健康、両方の維持を考えると、矯正治療は非常に重要な側面を持っているといえるでしょう。 むし歯や歯周病は患者さまご自身のお手入れによってある程度、予防することができますが、歯並びの悪さの予防は不可能です。当院では信頼性が高く、治療実績の高いマウスピース型矯正『マウスピース型歯科矯正装置(インビザライン)』を主な施術方法として、完成度の高い矯正治療を提供しています。

成人矯正

大人でも受けられる治療です

おとなでも受けられる治療です

矯正治療は子どもだけでなく、歯並びが気になるおとなの方も受けることができます。当院でも40代、50代の方のご来院が増えています。矯正に興味があったとしても、人と対面するお仕事に就いている方は、矯正装置が目立つのではないかと心配される方もいらっしゃいます。しかし、当院で採用している透明なマウスピースを使用すれば、人の目をほとんど気にすることなく普段どおりのコミュニケーションをとることができます。
歯のガタガタ、上の歯の突出(出っ歯)、反対咬合(受け口)などでお悩みの方も、きれいな歯並びにすることは十分に可能です。また、歯列の矯正は審美性だけでなく、噛み合わせにも大きな効果を発揮するので、お身体の不調が改善する場合もあります。

当院で取り扱う矯正治療の種類

マウスピース型矯正『マウスピース型歯科矯正装置(インビザライン)』

マウスピース型矯正

透明なマウスピースを使って歯列を整える治療です。 矯正治療といえば、歯の表面に金属の装置を取り付けてワイヤーで通す「ワイヤー・ブラケット」のイメージがあるかと思いますが、装置が目立つため人の目線が気になるというデメリットがありました。 マウスピース型歯科矯正装置(インビザライン)は装置が透明なため、ほかの人からは矯正治療中であることが気づかれにくくなります。また、ご自身で取り外しが可能なので、食事も美味しくいただくことができます。

> 薬機法において承認されていない医療機器について(インビザライン)
※完成物薬機法対象外(薬機法未承認)の矯正歯科装置(医薬品)であり、 承認医薬品を対象とする医薬品副作用被害救済制度の対象外となる場合があります。
※未承認医薬品等であるため医薬品副作用被害救済制度の対象とはならない可能性があります。

メリット

透明で目立たないため他人の目が気にならず、ストレスを感じません。

取り外しが可能なのでいつでも簡単に歯のお手入れができ、口腔内を健康な状態に保つことができます。食事もいつもどおり摂ることができます。

三次元治療計画ソフトウェアを通じて、治療開始から完了に至るまでの歯の移動を画像および動画として確認できます。

金属製のワイヤーやブラケットを使用しないため、治療期間中に装置が脱落するなどの緊急性を要することがありません。金属アレルギーをおもちの方にもおすすめです。

デメリット

1日20時間以上と、長い時間の装着を要求されます。

患者さまの歯並びや口腔内の状態によっては、マウスピース型歯科矯正装置(インビザライン)を使った治療ができない場合があります。

成人矯正の治療期間

矯正治療の治療期間は歯列の状態や矯正に使用する器具などによって異なります。一般的には奥歯を含む歯列全体の矯正では1年から3年、部分矯正では2カ月から1年程度が目安と言われています。なお、これは歯を動かすための期間であり、矯正が終了したあとに歯の位置を固定する『保定期間』は含まれていません。

マウスピース矯正治療の流れ

itero

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iTero Element(アイテロ エレメント)』を使用し、口腔内の精密検査を行います。従来の粘土のようなものでの型取りではなく、お口の中に小さなカメラを入れてデータを取得するので嘔吐反射がある方でも問題なくできます。取得したデータとカルテをアライン社に送ります。

Step2

2

スキャンした歯型を当院で3Dコンピュータ画像化し、治療開始から完了までシミュレーションします。ご自身の歯列が整う様子を動画で確認することができます。

Step3

3

光造形モデル(アライナー)の作製に入ります。この間、スレンダリング(ストリッピング)などの前処置を行ないます。

Step4

4

完成したインビザライン・アライナーが到着。通常4~6週に1回のペースで通院し、装置や噛み合わせの調整をします。
治療期間は1~3年程度。装着時間は1日20時間以上が目安となるので、飲食や歯磨きの時間以外は装着するようになります。

Step5

5

歯列の後戻りを防ぐため、1~3年ほど保定装置(リテーナー)をつけます。この期間中も2~6ヵ月に1度通院し、噛み合わせや歯の健康状態をチェックします。

小児矯正

お子さまの歯並びが気になる方へ

お子さまの歯並びが気になる方へ

子どもは成長過程にあるので、上下の顎の骨のバランスを整えやすくなっています。そのため、歯列を広げて歯を並べるためのスペースをつくりやすく、おとなに比べて矯正治療をスムーズに進めることができます。下顎前突(受け口)や上顎前突(出っ歯)などは、顎に起因する場合もあります。成長期のうちに顎の骨のバランスを整えることは、将来的なむし歯や歯周病のリスクの軽減にもつながっていきます。

治療を始めるタイミング

1期治療(およそ5~11歳)

乳歯と永久歯の両方が生えている時期に始めるのが理想とされています。発育期である1期は、2期治療に入る前の準備期間のような位置づけとなります。1~2ヵ月に1回のペースで1~2年ほど通院しながら、上下の顎のバランスを整えていきます。このことによって歯列を整えやすくなるだけでなく、将来に向けて健康な歯の土台をつくることにもなります。歯の生え変わりに気をつけながら、観察していきます。

当院で取り扱う小児矯正の種類

床矯正装置

歯を抜くのではなく、顎を広げて歯がきれいに生えそろうスペースを作る治療方法です。マウスピースのようなプラスチックの本体に、スクリューやスプリングがついた装置を使用します。

食事や歯磨きの際には装置を外すことができるので、お子さまへの負担も軽減されます。また、顎を広げる床矯正は骨の成長過程にある幼少期に行うことで、治療期間を短くすることが可能です。なお、床矯正は大人の部分矯正の治療方法として選択されることもあります。

メリット

できるだけ歯を抜かずに矯正することができます。

矯正装置を自分で外せるので、歯磨きや食事の際に便利です。

デメリット

状態によっては、治療後に成人矯正が必要になる場合があります。

装置を装着している時間が短いと十分な効果が得られません。

拡大装置

拡大装置とは、歯列を拡大して歯がきれいに並び揃うためのスペースを作る装置です。時間をかけて歯だけを広げるタイプと、2週間程度で上顎骨から広げるタイプの2種類があります。

歯だけを広げるタイプはスペースが足りず部分的に歯が重なっているなど、軽度の矯正に適切です。2週間程度で上顎骨から広げるタイプは、上顎の骨に固定し、エキスパンダーのような装置を患者さまご自身で操作して上顎骨を拡大していきます。

メリット

上下の歯列の幅のバランスを整えることができます。

舌が入るスペースが広がり気道が確保されます。

デメリット

装着時間が短いと十分な効果が得られません。

治療期間が長くなることがあります。

クラウンループ

乳歯が大きなむし歯になって歯冠部分がなくなってしまったときに使用するのがクラウンループです。すき間を作るための『保隙装置(ほげきそうち)』の一種で、乳歯がなくなってしまった場所に装着して、永久歯が生えてくるスペースを確保します。

乳歯の歯冠部がなくなったあと、そのままにしておくと後ろの歯が抜けたスペースに倒れ込んできます。すると、永久歯が生えるためのスペースが狭くなることで完全に生えきることができなくなり、歯の一部が埋もれた状態になってしまうのです。その結果、歯並びが悪くなってしまうので、このような症状を防ぐ際にクラウンループを使用します。

メリット

予防矯正として保険適応となります。

将来、本格的な矯正治療をしなくて済む可能性が高くなります。

デメリット

すでに乱れている歯列を治すことはできません。

永久歯が生えてきたら装置を外すため、定期的なチェックが必要です。

歯を磨きにくくなることがあります。

クラウンディスタルシュー

クラウンディスタルシューは、永久歯が生えるためのスペースを確保するために使う保隙装置の一種です。支台となる骨に被せる歯冠(クラウン)と、そこから伸びるバー状のディスタルシューで構成されています。

早い時期に第二乳臼歯が失われてしまった場合に、先に生えてくる永久歯である第一大臼歯が前に倒れてこないよう装着します。ディスタルシュー部分がつっかえ棒のような役割を果たし、第一大臼歯を支えるのです。クラウンループと同様、装着後定期的なチェックを行い、永久歯が生えてきたら取り外します。

メリット

将来、大がかりな矯正治療をしないで済むケースがあります。

永久歯が正しい向きに生えてくることで、むし歯や歯周病のリスクが低減します。

デメリット

すでに乱れている歯並びを治すことはできません。

永久歯が生えてきたら装置を外す必要があるため、定期的なチェックが必要です。

歯磨きがしにくくなることがあります。

小児矯正の治療期間

小児矯正はいつから始めたらいいのか分からないという声をよく耳にします。症例によって異なるため、やりたくなった時がベストなタイミングと考えていただいていいでしょう。

ただし、むし歯によって乳歯が欠損した場合は早めの処置が必要です。そのままにしておくと永久歯の生え方に悪影響を及ぼすことがあるので注意してください。

小児矯正の治療の流れ

予約

まずはお電話またはWebよりご予約ください。

カウンセリング

歯並びや噛み合わせの状態、むし歯の有無を確認し、矯正治療についての概要を説明します。ご不明な点はどんなことでもお気軽にお尋ねください。

検査

お顔や顎、歯のレントゲン撮影と、噛み合わせをチェックするための歯型採取を実施します。お子さまがリラックスして検査を受けられるよう、スタッフがサポートいたしますので歯医者が苦手なお子さまもお気軽にご相談ください。
検査後、治療方法や使用する矯正器具、必要な治療期間・費用などについてお話しいたします。

治療開始

矯正装置をつけて治療をスタートします。初めて矯正装置をつけたときは、締めつけ感や痛みを感じることがありますが、これらの症状は数日で収まります。矯正装置をつけたまま行う「歯磨き」の方法については、十分に時間をとってアドバイスいたしますので、ご不明の点があればお尋ねください。

経過観察の通院

矯正治療の進行状況の確認や、むし歯・歯周病になっていないかのチェックをするため、3週間~1カ月に1回、通院をしていただきます。治療期間は、症状や矯正治療法によって異なりますが、目安は1年半~3年程度とお考えください。

保定

歯並びと噛み合わせが正しい状態になったら、矯正装置を取り外します。その後、動かした歯が後戻りしないよう固定する『保定期間』に入ります。
保定期間中は、間就寝時にマウスピースのような保定装置を使って歯の位置を保持します。
また、定期的に通院していただき後戻りしていないか経過観察を続けます。保定期間は歯の状態によって異なりますが、1~3年程度が目安となります。

費用

インビザライン矯正治療

インビザライン矯正治療 38.5万円~88万円
リテーナー(保定装置) 7.7万円~11万円

矯正治療

床矯正装置 5万円~10万円

※上記、全て税込みです。

※未承認医薬品等であるため医薬品副作用被害救済制度の対象とはならない可能性があります。