先天性欠如歯
はっきりとした原因は不明ですが、生まれつき歯の数が足らないことがあります。先天性欠如歯といって、その発生頻度は、日本人で、約10%、やや女性に多いのが特徴です。一番多く欠如する歯は、下顎の奥から三番目の歯です。
上のレントゲンは、20代の女性、下顎奥から三番目の歯が両方ともありません。インビザライン矯正治療を行って、歯列不正を改善したのですが、2本不足すると咀嚼能率が悪いのではないかと心配しています。
こちらのレントゲンは、現在インビザライン治療中の高校生の女の子、歯並びは綺麗に揃ったのですが、やはり、両側の奥から三番目の歯がありません。欠如部位には、乳歯が残存しています。しかし、いつ抜けてしまうかわからないほど歯根が弱っています。抜けたら、インプラントを入れる予定です。
3枚目のレントゲンも女性の患者様です。やはり右下奥から三番目の歯が生まれつきありません。中学生の時、保険のブリッジを装着されました。しかし20数年後に支台歯内部に虫歯が発生し、神経の治療をしました。安心のできる治療を希望されたので、欠如部には、インプラント治療を行いました。
こちらがインプラントを入れた手術直後の写真です。そしてインプラントが根付くのを待ち、両隣在歯も含め、ジルコニアセラミックを装着しました。