<PRGFは、成長因子を用いた再生医療>(Vol.2)
上の写真は、PRGFシステムにより産生されたフィブリンメンブレン(右)とゼリー上の成長因子(左)です。当医院で行なっている再生医療の中枢となります。
さて、ここでは生成医療についてお話しします。
再生医療(さいせいいりょう)とは、損傷した組織や臓器を修復·再生するための医療技術や手法を指します。これは細胞や組織の再生能力を活用し、病気や事故によって損傷した部位を元の状態に戻すことを目指します。再生医療は幅広い領域に応用されており、例えば幹細胞療法や組織工学などがその一部です。これにより、心臓、腎臓、肝臓などの臓器や、骨、軟骨、皮膚などの組織の再生が研究されています。 by ChatGPT
これが幹細胞療法の模式図です。2012年にIPS細胞(人工多機能性幹細胞)の発見によって日本の山中教授がノーベル生理学・医学賞を受賞しました。つまり山中先生が幹細胞療法の礎を築いたのです。しかし、治療法は、完全実用化されていません。また、とてつもなく高額医療費が必要で、セットアップに時間がかかります。
そこいくと、至ってシンプルな治療法が組織工学です。生体組織の機能を修復、再生、代替するための技術となります。そのために必要不可欠な要素が細胞(Cells)、成長因子(Growth Factors)、足場(Scaffold)、の3つです。もう一つは時間ですね。
わかりやすく説明すると、上の図のように、細胞=人間、成長因子=建築資材、足場=建築の足場によって完成した建築物が疎なわち身体の組織、臓器、となります。2025年2月3日に記述した歯牙移植術は、歯科における究極の再生医療の一つです。(to be continued)