口腔外科の手術は、緊急性はほとんどありません。
診査、診断を確実に行い、患者様と当医院のスケジュールを合わせ、なるべく午前中の患者様の身体がフレッシュな時に手術を組みます。
ちらは、本日手術を行った患者様のの3Dプランニングデータです。
インプラント手術は、緊急性はありません。でも、確実性が必要です。統計上その誤差は、一般的に0,3mmまでが許容範囲といわれています。つまりインプラントの埋入位置が0,3mm以上ずれると、審美性、機能性、予知性を損ねることがあります。もちろん許容範囲は、患者様によって異なります。
この写真は、今日の手術のために用意したサージカルガイドです。これは、先程の3Dプランニングにより、理想位置に埋入するためのリング(スリーブ)が付与されています。当医院では、ほとんどの症例で、このサージカルガイドを用いて手術をすることを奨励しています。この患者様の骨の幅は、非常に薄く、0,3mmの誤差も許されず、ピンポイントで埋入しなければなりません。
こちらが手術後撮影したCTです。ほぼ完璧な位置にインプラントが埋入されているのが確認できます。他にサージカルガイドを用いた手術の利点は、
1、歯茎を切らずに済む。あるいは最小限の切開で済む。
2、出血量が少ない。
3、炎症反応が少ない。
4、安心で低侵襲な手術ができる。
5、手技になれると、手術時間が短縮できる。
など、様々な恩恵があります。
ヒロデンタルクリニック