3月15日から18日までAOに参加してきました。AOとはAcademy of Osseointegrationというアメリカにある世界最大のインプラント学会で、約6000人以上の会員が在籍しています。今年はフロリダのオーランドで開催されました。日本からは直行便がなく、行きはヒュースト、帰りはシカゴにワンステップしてのフライトで、片道15時間程かかります。ちなみにオーランドといえばディズニーワールドのある町として有名です。56か国、2223人の参加者があり、日本からは約60名出席しました。

AOが発行するJOMI(The International Journal of Oral & Maxillofacial Implants)という学会誌は最先端な学術が掲載されています。ここに論文を掲載することは権威のあることです。そんなAOは年に一回、学術大会を開きます。今年で32回を数え、去年はサンディエゴ、その前はサンフランシスコで開催されました。ちなみにオーランド大会は2010年に続き、2回目です。東京ドーム数個分は十分にあろうかと思われるスペースに国際色豊かな人々が集まりました。

今年のコンセプトは、『Good to Great : Making Excellence a Clinical Reality』最善な治療を臨床の常とする。と、いうようなニュアンスでしょうね。昨今のインプラント学は、審美領域(前歯)、上顎洞理論の変化、マテリアルと手術法、ガイド手術、合併症とその対策など多岐に渡って考え方が斬新になっています。これらが各セッションに分かれ、スピーカーの先生たちが発表されました。すごく刺激を受けて、受講することができました。

 帰国後、もう一度以下のことを見直す機会となりました。学術理論、治療のオプション、予測、治療を成功させるためのアプローチ、テクニック、そして総合的な評価。

 ここで学んだことが、インプラント患者のために還元できるように努力を続けます。

 

ヒロデンタルクリニック