2016年6月6日にall-on-6の手術を行いました。もちろんガイド手術です。事前に、CT撮影、3Dプランニング(Fig,1)、手術用ガイドの作製(Fig,2)、仮歯(Fig,3)を作製し、手術に備えました。

近年のインプラント治療は日進月歩で進化しています。ガイド使用による正確で安全、低侵襲な手術。そして、手術直後に仮歯を入れること。これは患者様にとって大きなメリットになります。

手術直後にインプラントを支えとした仮歯を入れることを、学術的にはimmediate function(手術直後に咀嚼機能をもたせる)と言います。正しい概念を理解し、高度なテクニックが必要となります。上あごの無歯顎症例では、immediate functionを行わなければ、インプラントがあごの骨と結合するまでの約4か月の間、総入れ歯を使わなければなりません。しかも手術直後は、腫れが出て、顎堤の状態が日々変化し、入れ歯が落ちてきます。安定するまで、かなりの時間を要します。

immediate functionは患者様のQOL(quality of life) を守る画期的で最善な治療法です。
ヒロデンタルクリニック