24枚のお手紙
地域医療に貢献するために園医と学校医をしています。
先日、学校医を担当している小学校へ行き、口腔衛生事業の一環で1年生に歯磨き指導をしてきました。
一般的に5歳位で乳歯列が完成し、6歳になると、乳前歯はグラグラになり、やがて抜け、永久歯が出てきます。ほぼ同時に6歳臼歯と呼ばれている第1大臼歯の萌出が始まります。小学校1年生は、そんな激動の時期なのです。前歯の歯並びは、笑顔の象徴、お顔立ちにとても大事な要素になります。そして第1大臼歯は、噛み合わせの基礎となります。従って、この時期に歯の役割や歯ブラシの大切さを理解することは大変重要なのです。
まずは、第1大臼歯の重要性とその磨き方のコツを教えるビデオを鑑賞します。そして染めだし液を使って、磨けてないところを鏡で確認し、それを各自スケッチします。そして歯ブラシ練習が始まります。とにかく小学校一年生の児童は、個性が豊かです。担任の先生、僕の言うことを忠実に守る子、そうじゃない子、行動の速い子、遅い子、スケッチの上手な子、静かな子、本当に子供の個性は千差万別だ。と、思いました。やがて歯ブラシ練習が終わると、今日の勉強したことをもう一度、復習しました。そんな45分間の特別授業でした。
昨日、特別授業をした1年1組の児童から24枚の感謝状が届きました。この場を借りて、『有り難うございます』