9年前のAll-on-4症例
ポルトガル人のDr. Paulo Malo(Dr.パウロ・マロ)によって開発されたテクニックで、無歯顎症例において、顎堤(土手)がなくなっても、骨増成せず、4本の長いインプラントを傾斜埋入させ、適正に配置し、手術後すぐに、そのインプラントを支台とした、仮歯を入れ、インプラントが骨結合をしてから、最終補綴物を作製するテクニックのことである。その利点として、1、手術後すぐに仮歯を入れるので、すぐに噛める。2、コスト削減。3、審美的回復。4、骨移植、骨増成しなくて済む。そして、このテクニックの最も優れている点は、1、の噛むことに苦労していた人が、手術後、すぐに噛むことができることである。しかしながら、これが『諸刃の剣』となり得る。つまり熟練したテクニックと理論を理解しなければ、うまくいかない。特に柔らかい骨が混在する上アゴでは、難しい。
Dr.Maloが来日すれば、そのセミナーを聴講し、今年3月のロサンゼルスで行われたインプラント学会でも、率先して、受講しました。その甲斐あって、今では患者様に自信を持って勧めることができます。
Dr.Maloが来日すれば、そのセミナーを聴講し、今年3月のロサンゼルスで行われたインプラント学会でも、率先して、受講しました。その甲斐あって、今では患者様に自信を持って勧めることができます。
この写真は、9年前のAll-on-4症例です。9年経っても、インプラントは健全です。長い年月を経てもよく噛めてます。今でもリンゴだって丸かじりできます。これからも、噛む喜びと綺麗な歯を患者様に提供してゆきたい。
ヒロデンタルクリニック