早速ですが、最終補綴物は、PIBジルコニアで作製することになりました。これは、ノーベルバイオケア社のCAD/CAMで作られる最高峰の補綴物です。ジルコニアとは、スペースシャトルの表面を覆う耐熱性のセラミックス材料として有名です。また、透明でダイヤモンドに近い高い屈折率を有するため、宝飾品としても用いられている。つまり硬くて丈夫で白くて透明度が高く綺麗なので歯の代替材料としてうってつけです。そして何よりも生体親和性に優れています。金属アレルギーをもっている方でも安心です。

1月9日:予め拵えておいたジグを装着し、ファイナル印象を採り、副模型を作製します。

1月23日:副模型を口腔内に試適し、歯冠形態、噛み合わせ、歯並び、色合いなどを決めます。
そして、明日、ビスケット仕上げを口の中へ装着し、最終確認をします。どうですか、この色合い、ジルコニアは本当にダイヤモンドにも引けを取らない輝きと艶が出ますね。そして、いよいよ次回が最終補綴物完成日です。
ヒロデンタルクリニック