綺麗なscallopをつくる(Kr.4476)/その3
上あごは、すべて抜かなければなりません。無歯顎で設計します。オールオンフォー(all-on-4)テクニックと言って、両サイド奥歯は、長いインプラントを斜めに埋入することによって、4本のインプラントで支えるテクニックです。
このような場合、まず3Dプランニングするために、下写真のラジオグラフィックガイドを作ります。この透明な入れ歯は、CTと重ね合わせ、分析するためのツールです。
ラジオグラフィックガイドを装着してCTをとります。
そして下写真がCTと重ね合わせたラジオグラフィックガイドです。分かりやすく黄色にしました。
3Dプランニングは、時間をかけて分析します。リスクマネージメント、インプラントの合理性、安全性、耐久性、すべてのキーワードが凝縮されています。ゆえに分析して、一晩経って、また、頭を一度クリアにしてから見直しました。それだけ難症例なのです。こちらが完成データです。
出来上がった手術用ガイド(サージカルテンプレート)がこちらの写真です。最後に手術直後の仮歯を作り上げてオールオンフォー(all-on-4)手術を行う予定です。(to be continued)
難しい説明なので、写真をたくさん入れて、解説しました。