X-Guideの優位性
X-Guideを使用してインプラント手術をすることは、ハイテク・ジェット機を操縦することに似ています。つまり乗客である患者様を目的地まで安全に、快適に、そして素早く送り届けなければなりません。今までに25症例X-Guideで手術をさせて頂きました。患者様にとっての恩恵について問われると、『正確で安心、安全な手術ができる。手術野に刺激が少ない、出血が少ない。時間が短縮できる。』様々あります。そして我々執刀医（機長）にとって、絶対的に優位なことは、『手術野の確保』つまり良く見えることです。我々が手術する部位を想像してみて下さい。口の中は、唇で視界を遮られ、舌ベロが邪魔をし、両目でしっかり目的部位を確認することが困難です。つまり視差の問題も生じてきます。
視差とは、人間の目は、両眼で立体感や奥行きを感じることができます。対象物が正面に位置すれば、両眼でしっかり目標物をとらえ、誤差が少なくなります。特に、一番奥にインプラントを植立する場合はどうでしょうか？！視差によって、植立する位置がずれてしまうことがあります。そんな時、絶対的に有利なのがこのX-Guideです。
実は、術中（フライト中）執刀医（機長）が見るのは、大きなモニターです。モニターを見て、インプラントの刺入部位、方向、深度を認識します。そして副操縦士は、実際の手術部位を直視します。また、他のクルーたちは、他の計器を確認します。更にクルー全員で患者様の無事を確認しながら、目的地に送り届けるのです。
まさにX-Guideとは、高性能なナビゲーションシステムを搭載したハイテクマシーンなのです。
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