<侵襲性歯周病の難症例 / VOL.1>=プロローグ
『上顎左の奥歯が痛む。』と、51歳の男性が初診で来院されたのは、2003年2月3日のことでした。
インプラント治療を希望されていましたので、以降2018年までの15年間に4本のインプラント治療を行ってきました。勿論、その間常に歯周病のコントロール治療を続けて参りました。
然し乍ら、2018年を境に男性更年期とも重なり、侵襲性歯周病のため、全ての歯を失いつつありました。2020年になり、精密検査を踏まえ、今後の治療方針を塾考しました。その結果、インプラント治療によるジルコニアブリッジを希望。しかも歯の歯冠長は、歯肉のピンク色部分は作らないで欲しい。と、云われました。それは、萎縮した組織ではなく、豊かな歯周組織に再生しなければなりません。
(to be continued)
ヒロデンタルクリニック