この入れ歯は、開業当初から、通院されている患者様の新しい義歯です。

その作製手順は、

1、精密な歯形を取ります。設計を技工士さんに指示

 a、技工士さんが入れ歯の原型を作製(技工士の仕事はこの水色)

2、口の中で、正しい噛み合わせを記録、そしてお顔の輪郭、唇、残存歯を参考に人工歯の色と形態を指示

 b、技工士さんは、人工歯を並べてきます。言わば、洋服の仮縫い状態です。

3、口の中で、試適、問題なければ、最終歯型を取ります。また、歯茎の色まで指示します。

 c、そして義歯完成。(金属のフレーム鋳造、レジン埋没、最終研磨と時間と手間が必要)

4、それを口の中で適合するか、確認。ここで納品。更に我々歯科医師は、義歯を使用させ、何度が調整し、終了。

但し、その後も定期的なメンテナンスが必要です。

こんな手順で義歯を作ります。特に総義歯(総入れ歯)の場合は、適合度と密着具合です。いかに精密な歯型を取るか。が、『鍵』です。当医院では、最終歯型は、患者様の口の中で15~20分掛けて、仮歯義歯で、発声練習や実際に、食事をしてもらい、義歯を使用している状態を作り出し、機能的な歯型を取ります。そして真心を込めて治療をします。

 

ヒロデンタルクリニック